行動は速やかに、準備は丁寧に!

 相変わらず「ドライアイ」診察に右往左往していますが、それ以上に困っている事は、

小児の「カゼ症候群・上気道炎」を合併した「アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎」

そもそも「気管支喘息」を放置していた症例の診断と治療です。

 

 「発熱と咳・鼻水・呼吸障害があり、近所の小児科を受診したが治らないので

ここを受診した。」という保護者の方(多いのは祖父母:ご両親は共働きで不在のため)が

お子さんを連れて来られます。これまで何度申しておりますが、ビル自体が

「発熱外来」禁忌です。

 

 しかし「発熱が収まったが、咳が続きかつ鼻水が止まらない。しかもアトピー性皮膚炎や

乾燥肌がひどくなり常に掻き毟っている。」というお子さんは積極的に診察させて頂いて居ます。

まさに「カゼ症候群・上気道炎」を合併した「アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎」と

そもそも「気管支喘息」を放置していた症例に相当する事が多いからです。

前回のブログでも記載しましたが、当院のホームページから「問診表」

プリント・アウトして下さい。

5W1Hを出来るだけ詳しく記載して下さい。さらに、ご注目!!!ここからが、

受診日の夜から呼吸状態が改善するかどうかの分かれ目に成りかねません。以下に示します。

 

ご両親と更にご両親の既往歴:喘息や呼吸器疾患の有無、不整脈を含めての心臓疾患の有無、甲状腺や糖尿病、その他の内分泌疾患の有無、男性陣の前立腺肥大の有無、緑内障の有無

本人のこれまでの呼吸障害の経過・治療記録:思い出せる限り記載して下さい。ご両親に既往歴があれば、そちらも詳細をご記載頂きたい。

本人の治療歴・受診歴:覚えている限り詳細をご記載下さい。特に色々な薬剤のアレルギーは必ず、また麻酔障害は絶対ご記載を、命に関わります。

 

 この様な内容を一度記載(可能であればワード形式で保存)されていれば、

他科受診時にもご持参されると役立つと思います。問診は命です。自らの身を守れるか、

どうかの大きな分岐点と言っても過言ではありません。

 ご協力下さい。また事前予約をお願します。約30分から1時間位時間が掛るかも知れません。

出来る限り夕方は避けられる事が、望ましいです。時間外受診を余儀なくされる事もありますが、

一般の病院は午前診のみですので翌日回しは不可能ですから。

子供可愛いならば、行動は速やかに、準備は丁寧に、です。

 

眼科の問診票 印刷はこちら(PDF形式)>>

耳鼻咽喉科の問診票 印刷はこちら(PDF形式)>>

アレルギー科の問診票 印刷はこちら(PDF形式)>>

 

 

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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